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平成18年9月定例会の知事議案説明要旨

当初提出議案(平成18年9月20日)

 議案の説明に入ります前に、発言をお許しいただきたいと思います。
 秋篠宮殿下、同妃殿下におかれましては、今月6日に悠仁親王殿下がお生まれになりました。41年ぶりの親王ご誕生であり、誠に慶賀すべく、県民の皆様とともにお喜び申し上げます。親王殿下の健やかなご成長をお祈り申し上げます。

 本日ここに、第17回定例県議会を招集いたしましたところ、議員の皆様には、ご多用の中、ご参集いただき、厚く御礼申し上げます。
 このたびの台風13号の強風等により、県内では、死者1名をはじめ、家屋、道路、森林、農作物等に被害が発生しております。
 亡くなられました被害者に対し深く哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。
 現在、被害の状況について調査を進めており、その結果を踏まえて速やかに対策を講じてまいる考えであります。
 2016年福岡・九州オリンピック大会の招致につきましては、県議会で招致議決がなされ、本県としても誘致活動に積極的に参加してまいりました。しかし、最終的には、多くの関係者が努力しましたが、ご承知のとおりの残念な結果となりました。改めてご報告申し上げます。

 この議会に提案いたしております議案は、39件であります。その内訳は、予算議案1件、条例議案6件、専決処分したものについて報告し承認を求める議案5件、工事請負契約の締結に関する議案9件、経費負担に関する議案12件、その他の議案6件であります。

 まず、予算議案についてご説明申し上げます。
 今回の補正予算は、国の交付決定を得た国庫補助事業など、県政推進上緊要な経費について措置することといたしております。
 本議会に提案しております補正予算は、一般会計で8億700万円余を追加することといたしております。これによって、一般会計の総額は1兆5,129億1,900万円余と相成っております。
 一般会計の歳入は、国庫支出金及び諸収入等の特定財源のほか、前年度からの繰越金などを計上しております。

 次に補正予算の主な項目についてご説明申し上げます。
 環境部関係では、広域的な一般廃棄物の処理システムとしてのRDF(ごみ固形燃料)発電事業を実施している大牟田リサイクル発電株式会社に対する出資金を計上いたしました。
 生活労働部関係では、福岡勤労青少年文化センターの体育館等の改修費を計上いたしております。
 商工部関係では、久留米市が田主丸地区で行う観光施設整備事業に対する助成費を計上いたしております。
 水産林務部関係では、崩壊した林地の復旧工事を実施する市町に対する助成費及び沖端漁港の災害復旧費を措置いたしました。
 以上が補正予算の概要であります。

 次に条例議案についてご説明申し上げます。
 第一は、「福岡県認定こども園の認定基準に関する条例」の制定についてであります。その内容は、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の制定に伴い、本県における認定こども園の施設の設備及び運営に関する基準を定めるものであります。
 第二は、「福岡県公の施設の設置及び管理に関する条例」の一部を改正するものであります。その内容は、県立高等学校の再編に伴い、中高一貫教育を実施する2校の名称等を定めるとともに、新設校への移行が完了する10校を廃止するものであります。
 そのほか、法人県民税の法人税割に係る税率の特例措置について、その適用期間を5年間延長するため福岡県税条例の一部を改正するもの及び電子署名に係る地方公共団体の認証業務に関する法律など関係法令の改正に伴い所要の規定の整備を行うものであります。
 次に専決処分したものについて報告し承認を求める議案は、交通事故等に伴う損害賠償であります。
 工事請負契約の締結に関する議案は、漁業取締船「しんぷう」代船建造工事ほか8件について契約を締結するものであります。
 経費負担に関する議案は、農業農村環境整備事業ほか11件について市町村の負担すべき金額を定めるものであります。
 その他の議案は、公共事業の施行に伴い物件の撤去及び土地の明け渡しを求めるものなど訴えの提起2件、抗インフルエンザウイルス薬など財産の取得2件、市の境界の変更及び福岡地域広域的水道整備計画の改定について県議会の議決を求めるものであります。

以上、提出議案の概要についてご説明申し上げましたが、いずれの議案も県政運営上緊要なものでありますので、慎重ご審議の上、議決下さいますようお願い申し上げます。