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平成18年12月定例会の知事議案説明要旨

当初提出議案(平成18年12月1日)

 本日ここに、第18回定例県議会を招集いたしましたところ、議員の皆様には、ご多用の中、ご参集いただき、厚く御礼申し上げます。

 この議会に提案しております議案は34件であります。その内訳は、予算議案3件、条例議案7件、専決処分したものについて報告し承認を求める議案13件、工事請負契約の締結に関する議案3件、経費負担に関する議案4件、その他の議案4件であります。

 まず、予算議案についてご説明申し上げます。
 今回の補正予算は、市町村合併を支援するための経費を追加することとしたほか、台風13号等に伴う災害復旧対策など県政推進上緊要な経費について措置することといたしております。
 本議会に提案しております補正予算は、一般会計で18億3,900万円余、特別会計で3億7,700万円余をそれぞれ追加することといたしております。これによって、一般会計の総額は1兆5,147億5,900万円余、特別会計の総額は3,380億5,100万円余と相成っております。
 一般会計の歳入は、国庫支出金及び県債等の特定財源のほか、普通交付税の増加額、前年度からの繰越金などを計上しており、特別会計の歳入は、繰越金等であります。

 次に補正予算の主な項目についてご説明申し上げます。
 総務部関係では、旧合併特例法の適用を受けて合併した市町村に対する合併推進特例交付金を追加するとともに、新合併特例法の適用を受ける市町に対し、新たに合併支援特例交付金を交付するための経費を計上いたしました。
 企画振興部関係では、梅雨前線豪雨により被災した甘木鉄道宝満川橋りょうの復旧工事に対する助成費を措置いたしております。
 水産林務部、教育委員会関係では、台風13号により被災した漁港施設及び県立学校施設の復旧に要する経費を計上いたしております。
 土木部、建築都市部関係では、平成19年度の県単独公共事業費の一部を前倒しする債務負担行為を措置したほか、公共土木施設の災害復旧費を計上いたしております。
 以上が補正予算の概要であります。

 次に条例議案についてご説明申し上げます。
 第一は、「福岡県森林環境税条例」及び「福岡県森林環境税基金条例」の制定についてであります。その内容は、森林の有する公益的機能の重要性にかんがみ、荒廃した森林の再生等を図る施策に要する費用に充てるため、県民税の均等割の税率に関し、特例として森林環境税を設けるとともに、その使途を明確にするため、収納した税を積み立てる森林環境税基金を設置するものであります。
 第二は、改正された行政手続法の趣旨にのっとり、県の規則等を定める際に広く県民の意見を求める手続を定めるため、「福岡県行政手続条例」の一部を改正するものであります。
 第三は、「福岡県家畜保健衛生所条例」の一部を改正するものであります。その主な内容は、執行体制の効率化及び機能の強化を図るため、北九州及び筑豊家畜保健衛生所を統合し、北部家畜保健衛生所とするものであります。
 第四は、知事の権限に属する診療所に関する事務を保健所設置市が処理すること等について所要の規定の整備を行うため、「福岡県事務処理の特例に関する条例」の一部を改正するものであります。
 そのほか、町の合併に伴い関係条例の規定の整理を行うもの及び政令の一部改正に伴い所要の規定の整備を行うものであります。
 次に専決処分したものについて報告し承認を求める議案は、交通事故等に伴う和解契約及び損害賠償並びに公共事業の施行に伴い物件の撤去及び土地明け渡しを求める訴えの提起であります。
 工事請負契約の締結に関する議案は、小倉北警察署及び北九州市警察部庁舎新築に係る電気設備工事ほか2件について契約を締結するものであります。
 経費負担に関する議案は、道路改築事業ほか3件について議決内容の一部を変更するものであります。
 その他の議案は、平成19年度の当せん金付証票の発売額、本県が所管する公の施設のうち4施設に係る指定管理者の指定及び公共事業に係る物件移転補償金等の返還を求める訴えの提起について県議会の議決を求めるものであります。

 以上、提出議案の概要についてご説明申し上げましたが、いずれの議案も県政運営上緊要なものでありますので、慎重ご審議の上、議決下さいますようお願い申し上げます。