トップページ > 本会議の情報 > 平成10年2月定例会 > 平成10年2月定例会の概要

平成10年2月定例会の概要

平成10年2月定例会は2月25日から3月25日までの29日間の会期で審議が行われました。

提出議案と審議内容

 今定例会には、当初、総額1兆6,016億円の一般会計予算など平成10年度予算議案21件及びバリアフリー促進のための福祉まちづくり基金条例その他の議案38件の59議案が提出されました。
 審議に当たっては、副知事の増員問題、財政の健全化、中小企業対策など、県政にとって重要な問題が論議されました。

主な知事答弁

 知事から、今後増大が見込まれる福祉や環境政策に対する行政ニーズに対処するため、副知事を2人体制から3人体制に強化するとともに、特にこの分野では女性の経験と知識を活用するため、女性副知事を登用したい、また財政の健全化については新年度の一般会計予算議案の一般歳出の伸びが前年度を下回るなか、財政健全化に向け徹底した予算の歳出削減を図りたい、中小企業対策については経営安定に資するため、中小企業振興資金の融資枠を拡充するとともに公共事業の前倒しを景気の動向や国の施策を踏まえて機動的に対応したいとの答弁がありました。

審議の結果

 提案されました当初予算、条例議案、9年度補正予算及び副知事定数条例の制定案など78件のほか副知事及び公安委員の人事案件は、いずれも原案のとおり可決されました。
 また、平成8年度の一般・特別会計の決算議案17件についてはいずれも認定されました。
 このほか、関係行政庁に提出する「林業・木材産業の振興に関する意見書」など4件、及び「違法銃器根絶に関する決議」が可決され、「出版物の再販売価格維持制度存続に関する請願」が採択されました。

予算特別委員会の概要

 2月定例会において、予算特別委員会が設置され、本会議に提案された議案のうち、平成10年度福岡県一般会計予算議案など21件が審査のため付託されました。
 平成10年度一般会計予算議案の審査の主なものとして、歳入関係では、県税の収入見通し、滞納額対策及び起債のあり方などについて質疑が行われました。
 歳出関係では、介護保険制度導入に係る体制整備、景気対策、副知事増員に伴う財源問題、外郭団体の改善合理化、産炭地域振興対策、中小企業に対する金融支援策、廃棄物処理対策などについて、質疑、要望がなされました。
 採決の結果、いずれの議案も原案どおり可決され、本会議に報告されました。
 なお、同委員会の構成メンバーは次のとおりです。

◎横田 進太貞末 利光土井 弥一郎助信 幸雄高橋 義治
○近藤 義隆久野 清隆藤田 茂令吉村 元秀清原 哲史
井本 宗司松尾 剛健吉原 太郎豊沢 一男吉永 允俊
城戸 孝義勝野 芳明井手 善来野田 栄市村瀬 俊朗
白石 巍大石 正紀

(◎印は委員長、○印は副委員長)


日程代表質問一般質問採決結果
審議の概要 | 可決された意見書・決議、採択された請願