トップページ > 本会議の情報 > 令和2年6月定例会私立小・中・高等学校への助成制度の拡充等に関する請願

私立小・中・高等学校への助成制度の拡充等に関する請願

私立小・中・高等学校への助成制度の拡充等に関する請願

提出者
 住所 福岡市中央区天神4丁目8番15号
           福岡ガーデンパレス内
 氏名 福岡県私学協会
(代表者名) 会長 八尋太郎  外1名

要旨
 私立学校を取り巻く環境は、生徒数の減少など厳しさを増す一方で、新しい教育ニーズに対応した教育環境の整備が強く求められており、これらに対する公的支援の拡充が必要である。
 就学支援金については、依然、公私間で格差が残っており、専攻科に係る就学支援も、制度の充実が必要である。私立小中学校の児童生徒には、実証事業として授業料支援が実施されているが、支援額の増、基準となる年収水準の引上げ、制度の恒久化が必要である。
 新型コロナウイルスの感染拡大により、長期の臨時休業を余儀なくされ、再度の臨時休業も懸念される中で、児童生徒の学びを保障するためには、遠隔授業などICTを活用した取組みが不可欠である。また、保健衛生用品の確保など感染防止に向けた取組みが求められている。
 それらに対応するためには、多額の経費が必要であるが、それらが全て公費で賄われる公立学校との間で、児童生徒の学びの保障や安全の確保の面で格差が生じかねない。
 また、臨時休業等により収入が大きく減少している保護者がおり、就学を継続するためには、支援措置の一層の充実が必要である。
 もちろん、各私立学校も経費節減など努力を続けているが、新型コロナウイルス感染拡大という例のない緊急事態への対応もあり、私学助成の一層の充実と保護者負担の軽減が不可欠である。
 このため、私学助成に係る国庫補助等が一層充実されるよう、下記趣旨の意見書を国に提出していただくよう請願する。

1 私立高等学校等の経常費助成費等に対する国庫補助制度の堅持及び補助の拡充

2 私立学校施設の耐震化事業に対する財政支援の拡充

3 私立小・中・高等学校の施設・設備に対する支援の拡充

4 私立学校に通う児童生徒への就学支援制度の拡充・強化など、保護者負担の公私間での格差是正

5 遠隔授業など教育に係るICT環境の整備、保健衛生用品の確保などの感染症対策、今後の授業増に対応した教員の配置など、新型コロナウイルス感染症に対応するための私立学校の取組みに対する支援の拡充・強化

6 新型コロナウイルス感染拡大により保護者の収入が減少する児童生徒への就学支援策の拡充・強化

紹介議員

 香原勝司 渡辺美穂 大塚勝利 椛島德博