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WTO農業交渉等に関する請願(平成14年12月20日)

WTO農業交渉等に関する請願

提出者
 

住所           福岡市中央区天神4丁目10番12号
 
氏名           福岡県農業協同組合中央会
 
(代表者名)  会長  花元 克己

要旨
 

 WTO農業交渉は、来年3月末のモダリティー確立に向けて山場を迎えており、米・豪を中心とする農産物輸出国グループモダリティーが確立するようになれば、世界の家族農業は崩壊の危機に直面する。

 また、自由貿易協定に向けた検討にあたっては、WTO農業交渉におけるわが国協定内容を十分踏まえた対応が必要である。

 ついては、下記の請願事項について採択を頂き、関係上級機関に対し意見書を提出していただくよう請願します。
 


 

1.WTO農業交渉について
  (1) 「多様な農業の共存」というわが国提案の基本を達成できるよう、農業の多面的機能などの「非貿易的関心事項」が配慮されたモダリティーを確立すること。 
  (2) アメリカやケアンズ諸国の提案を断固拒否するとともに、MA制度の是正を含む見直しを実現し、米の総合的な国境調整措置を堅持すること。
 また、関税については、品目毎に柔軟性を確保できる削減方式とすること。 
  (3) WTO農業交渉は、生産者だけの課題ではなく、国民的な課題であることから、理解促進のための対策を積極的に展開すること。  
2.自由貿易協定について
  (1) 農林水産物については、品目毎の事情を十分に検討し、国内の関係品目に影響が生じないよう対応すること。 
  (2) 食料自給率の極端に低い現状や、将来の食料需給に関する国民の懸念に十分配慮し対応すること。

紹介議員
 

安枝 守太  板橋 元昭