北朝鮮の核実験等に抗議する決議（平成21年6月5日）

　国際社会が挙げて、その自制を求めていたにもかかわらず、朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）は、去る５月２５日、２度目の核実験を強行した。
　４月５日に実施されたミサイル発射と併せ、これらの行為は日本国民に著しい恐怖を与え、我が国を含む近隣国の平和と安定を脅かすものであり、いうまでもなく国際連合安全保障理事会決議に明らかに違反するものである。
　加えて、度重なる核実験は、国際的な核拡散防止体制に対する重大な挑戦であるとともに、国際社会全体に対しても不当な威嚇となるものであり、断じて容認することができない。
　国際社会は、北朝鮮に対し、結束して毅然とした厳しい態度で臨み、同国が二度とこのような暴挙を繰り返すことがないよう強く求めていくべきである。
　よって、福岡県議会は、北朝鮮の今回の核実験等に対して、厳重に抗議するとともに、国においては、関係各国と連携のうえ、適切に対応されるよう強く求める。
　以上、決議する。

　平成２１年６月５日

福岡県議会