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精神医療・保健・福祉が連携した地域での生活支援事業の検討会設置に関する請願(平成21年12月18日)

精神医療・保健・福祉が連携した地域での生活支援事業の検討会設置に関する請願
提出者

住所 糟屋郡篠栗町大字篠栗4864番地3

氏名 社団法人福岡県精神障害者福祉会連合会

(代表者名) 会長 一木 猛

要旨

 長期入院、ひきこもり、入退院を繰り返すなど、社会生活に特別の困難を抱える精神障害者は、社会資源から遠くにあって、現在の支援を受けにくい状況に置かれている。また、そのケアを多年にわたり担ってきた家族は高齢化し、親なき後をどうするか、今なお見通しのない生活を強いられている。
 こうした情況を打開するには、治療中断者や未受診者などを含む、精神症状が持続的に不安定で多様な支援を必要とする精神障害者も、地域での生活を選択できるような仕組みが必要である。現在、福岡県において進められている精神障害者の地域での生活を支援するための事業から、在宅の特別の困難を抱える精神障害者が脱落することは、何としても避けなければならない。
 そのために、重点的かつ包括的な訪問診療・支援を行う医療機関・訪問看護ステーションとの連携を図り、危機介入等とも連続性のある、もしくは一体的な支援を行う、多職種チームの訪問による支援体制の構築が望まれる。また、これらの仕組み導入に当たっては、医療・福祉資源の適切な利用の観点を踏まえながら、行政機関の関与のあり方も含む、具体的な体制の検討も必要である。
 ついては、本年9月24日、厚生労働省が公表した「精神保健医療福祉の更なる改革に向けて」に沿って、下記の事項を実現することを請願します。

1  社会生活に特別の困難をもつ精神障害者も地域で暮らせるように、精神医療・保健・福祉が連携した地域における生活支援事業を促進するための関係機関・団体等で構成する検討会を設置すること。

紹介議員

貞末 利光  吉柳 順一
森下 博司  岡田 博利