暴力団壊滅に関する決議
去る9月11日及び同月13日に、全国で唯一の「特定危険指定暴力団」に指定されており、本県内に拠点を置く暴力団「五代目工藤會」の最高幹部2名が殺人事件等で逮捕・起訴され、さらにその後も主要幹部らが次々に逮捕されている。
本県では、平成22年4月1日に全国初となる「福岡県暴力団排除条例」が施行された後も、市民社会に挑戦するかのように、暴力団排除に取り組んだ飲食店や経営者らを狙った放火事件や襲撃事件が相次いだ。
県民を不安と恐怖に陥れ、郷土福岡県のイメージを著しく失墜させてきた悪質かつ卑劣な暴力団を壊滅させようとする県警察の取組を、本県議会はこれまでも全力をあげて応援してきたところであるが、このたびの暴力団の最高幹部らの逮捕は、暴力団壊滅に向けた機運を一気に高め、県民が切に願う「県民が安心して暮らせる福岡県」の実現への大きな一歩となり、全国の先駆けになると確信するものである。
よって、本県議会は、県警察や県行政、暴力団排除活動推進団体などの関係機関との連携をさらに強化し、暴力団の壊滅に全力で取り組むものとする。
以上、決議する。
平成26年10月7日
福岡県議会