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尖閣諸島周辺海域での中国公船による漁船追尾等に関する意見書

 尖閣諸島は、明治28年1月に日本政府が沖縄県への所轄を決定して以来、歴史的にも国際法上も我が国の固有の領土であることは明らかである。しかしながら近年、この尖閣諸島周辺の接続水域への中国海警局の公船の入域がはなはだしく、とりわけ昨年には過去最多とされる330回を超え、かつ、日本漁船を追尾するなど、その異常ぶりは目に余るものがある。
 このことは、我が国に対する主権侵害以外の何物でもなく、日本国民として断じて許されない。
 よって、国においては、不測の事態を招くことのないよう、冷静かつ毅然たる態度で尖閣諸島周辺の領海・排他的経済水域における安全確保について、適切、有効な措置を講じられるよう、強く要望する。

 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。

 令和3年6月22日

福岡県議会議長 吉松 源昭  

衆議院議長       大島 理森 殿
参議院議長       山東 昭子 殿
内閣総理大臣      菅  義偉 殿
総務大臣        武田 良太 殿
外務大臣        茂木 敏充 殿
国土交通大臣      赤羽 一嘉 殿
防衛大臣        岸  信夫 殿
内閣官房長官      加藤 勝信 殿
内閣府特命担当大臣   河野 太郎 殿
(沖縄及び北方対策)