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速報 九州国立博物館「台北 國立故宮博物院展」の開催決定!!

 世界四大博物館のひとつとして、東洋文化の至宝であり、その源流となった数々の収蔵品を誇る台湾の台北 國立故宮博物院による、日本はもちろん、アジア初の収蔵品公開となる「台北 國立故宮博物院展」の九州国立博物館での開催が決定しました。

昨年10月に訪問した台湾友好議員連盟のメンバー
昨年10月に訪問した台湾友好議員連盟のメンバー

 福岡県議会では、本県とアジア各国との友好交流を進めてまいりましたが、本県との歴史的な絆も深く、わが国にとっても極めて重要なパートナーとなっている台湾との友好交流関係を強化・促進するため、昨年3月には、新たに福岡県台湾友好議員連盟を設立しました。
 今回の「台北 國立故宮博物院展」の福岡開催は、加地邦雄会長、顧問である蔵内勇夫自民党県議団会長、吉村敏男民主・県政県議団会長をはじめとした議員連盟メンバーが同年10月に台湾を訪問し、呉敦義(ご とんぎ)副総統、台北 國立故宮博物院馮明珠(ひょう めいじゅ)院長、亜東関係協会廖了以(りょう りょうい)会長らと面会して強く要請していたものです。

 その後、開催の方向で検討が進められているとの報道もされていましたが、平成25年1月10日から12日までの日程で台湾を訪問した松本國寛福岡県議会議長と小川洋福岡県知事ら福岡・台湾経済文化交流ミッションの一行に対し、馬英九(ば えいきゅう)総統及び馮院長から直接、「2014年に東京の後10月から8週間、福岡で開催することに決定した。」との言葉をいただきました。なお、展示作品・内容については、今後、日台で打ち合わせていくことになります。
福岡県議会としても、この台北 國立故宮博物院展を新世紀における福岡県と台湾、さらに日台の友好交流関係を象徴する記念碑的事業と位置づけ、平成26年10月の福岡開催に向け、県とともに準備を進めてまいります。

 1月11日、福岡・台湾経済文化交流ミッションが総統府を表敬訪問した際の歓迎あいさつの中で、総統は、次のように発言されました。


左より、加地会長、松本議長、小川知事、馬総統
左より、加地会長、松本議長、小川知事、馬総統

 台日文化交流については、日本で海外美術品公開促進法が制定されるなど環境も整い、2014年6月から東京で、10月から九州地区(福岡)で開催されるように決まりました。アジアで初めての開催地に日本を選んだのは重要な意義があり、また、2017年には台湾で日本文化展が開催されます。これらの事業は、両国の文化交流の一里塚となるものです。


 そこで、松本國寛議長から、「台北 國立故宮博物院展の九州国立博物館での開催について総統の自らのお言葉で直接お伺いすることができ、感激しています。大変良いお土産をいただき、誠にありがとうございました。」とのお礼の言葉を述べました。

馮院長(右)と面談する松本議長(左)
馮院長(右)と面談する松本議長(左)

 また、翌12日、台北 國立故宮博物院を訪問し、院長と面談した際にも、院長から、「福岡開催は決定しており、実現に向けて頑張っていきます。九州国立博物館の視察もしたが設備が整い、素晴らしいところでした。そこで開催できることは光栄です。」、「台湾と日本の交流についてはたくさんの(国会、県議会)議員の皆様のご努力で今の展開になりました。」とのお話がありました。


 このように福岡での開催が実現する運びとなりましたが、これは、亜東関係協会廖了以会長、台北駐福岡経済文化弁事処の曾念祖(そ ねんそ)処長のご支援ご指導に支えられたものであります。また、これまで福岡県台湾友好議員連盟の各議員とともに進めてまいりました誘致活動の成果でもありますが、この活動自体が、両国の人と人、地域と地域の交流と絆を深めることにも大いに寄与したものと考えています。この場をお借りしまして、皆様に厚くお礼を申し上げる次第です。

 県議会としましては、今後とも様々な形で活発な交流活動を継続し、今回の活動を通じて築いた福岡県と台湾の友好関係を更に深め、強化してまいりたいと考えています。(写真はクリックすると拡大します)