皇太子殿下が福岡をご訪問
平成25年7月4日、皇太子殿下は、7月5日の第49回献血運動推進全国大会へのご臨席と地方事情ご視察のため、福岡県に行啓になりました。
福岡空港で、松尾統章議長、小川洋知事をはじめ、多くの方々がお出迎えし、皇太子殿下の福岡ご訪問を歓迎しました。
皇太子殿下は、宗像市役所で小川知事から県勢概要ご聴取の後、宗像大社と宗像市郷土文化学習交流館をご訪問になりました。
宗像大社では、ご参拝の後、宗像大社に奉納された各時代の神宝や沖ノ島から発見された国宝などが収蔵されている神宝館で、展示品をご覧になりました。
宗像市郷土文化学習交流館では、展示品をご覧になった後、世界遺産登録に向けた取り組みを行っている「宗像・沖ノ島と関連遺産群」について説明を受けられました。また、体験学習室で土笛や勾玉工作をしている子どもたちをご覧になり、「上手にできましたか」「歴史は好きですか」などと、おことばをかけられました。
7月5日は、創立50周年を迎えた九州産業大学付属九州高等学校で、学校概要のご聴取やデザイン科の作品をご覧になった後、献血現場をご視察になり、献血をする高校生におことばをかけられました。 その後、久山町ヘルスC&Cセンターで、久山町研究(※)の概要をご聴取になり、生活習慣病予防健診現場をご覧になりました。
福岡国際会議場で開催された第49回献血運動推進全国大会に、日本赤十字社名誉副総裁である皇太子殿下がご臨席になりました。松尾議長は、「本日、福岡県におきまして、皇太子殿下のご臨席を仰ぎ、また、全国各地から多くの皆様をお迎えし、第49回献血運動推進全国大会がこのように盛大に開催されますことは、誠に光栄であり、地元福岡県議会を代表いたしまして、心から歓迎を申し上げます」と歓迎のことばを述べました。
行く先々での歓迎に、皇太子殿下は終始にこやかにお応えになり、笑顔で福岡を後にされました。
※ 住民の健康対策と脳卒中の原因と実態を解明するため、昭和36年から九州大学医学部第二内科と久山町が、40歳以上を対象とした生活習慣病予防検診を実施。その健診結果に基づく臨床疫学研究は「久山町研究」と称され、世界的に高い評価を得ている。