米国ハワイ州議会友好訪問
福岡県議会のハワイ州議会友好訪問団が平成26年1月14日から18日の日程で米国ハワイ州を訪問しました。
これは、本県議会と国際友好親善促進の盟約を締結しているハワイ州議会からの開会式への招聘状に応えたもので、訪問団には、団長に松尾統章議長、各会派の代表として中牟田伸二議員(自民党県議団)、守谷正人議員(民主・県政県議団)、高橋雅成議員(公明党)、椛島徳博議員(緑友会)、福岡県日米友好議員連盟から武藤英治会長(自民党県議団)、板橋聡事務局長(自民党県議団)、浦田憲一議員(自民党県議団)の8名が参加しました。
訪問団は1月15日に開催されたハワイ州議会の上院及び下院の開会式に出席し、昭和57年に締結した両県州議会の盟約とともに訪問団全員がそれぞれ紹介され、長年にわたる両県州の友好交流に議場から温かい拍手が送られました。
また、福岡県出身のハワイ州議会下院議員、バートランド・小林氏(ハワイ福岡県人会前会長)の案内で議場等の見学を行いました。
ハワイ州議会のキム・ダナ上院議長及びスキ・ジョセフ下院議長の合同表敬訪問では、福岡県が進めている先端成長産業や観光、伝統文化などをDVD上映やパンフレット等で紹介し、その後の意見交換では、水素エネルギー、環境技術、高齢者問題について活発な意見交換が行われ、福岡への高い関心が示されました。
ハワイ州政府のツツイ・シャン副知事表敬訪問においても同様に福岡県を紹介するDVDを上映し、意見交換を行いました。
ツツイ副知事はゴミ処理発電などに興味を示され、議会同士の交流が続くことはとても有効である、州政府は州議会と密接に連絡を取りながら行政を進めているので今後もハワイ州政府と州議会、そして福岡県議会の皆さんともお互いに学びながら友好関係を深めていきたい旨の発言がありました。
福岡県立水産高校と交流を進めているハワイ州立ルーズベルト高校訪問では、昨年10月に水産高校の実習船「海友丸」に乗船し、11月に来福した高校生2名と引率のモーリス・ウメノ教諭と再会しました。その後、ジャネット・ウエダ校長先生や関係の先生方と意見交換を行い、福岡とハワイの高校生がお互いを理解し合うことの重要性で一致するとともに、日本語と英語それぞれの教育の融合についてなど、活発な意見が交わされました。
訪問団が到着した1月14日には、ハワイ州の福岡県人会役員の皆さんとの懇談会を行いました。
懇談会には、元ハワイ州知事で当時の亀井知事と昭和56年に友好提携を締結した福岡県出身のジョージ・有吉氏や、当時、州議会上院議員として友好提携に関わられたジョー・黒田氏をはじめ、レイモンド・関屋ハワイ福岡県人会会長、ヴァン・クックハワイ島県人会会長、バートランド・小林州議会下院議員など総勢17名が参加されました。
会場では、昨年10月に福岡県で開催された第8回福岡県人会世界大会にハワイ州から61名の会員が参加したこと、その際に世界各国の福岡県人会の皆さんと交流できたことなど、楽しかった福岡の思い出話に花が咲くとともに、今後も福岡県人会の皆さんとともに福岡とハワイとの交流を発展させていくことが確認されました。
その他、ハワイ日本文化センターや歴史的な記録が残る真珠湾地区の視察などを行い、ハワイ州での実質3日間の滞在を終えました。