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「九州の自立を考える会」第10回広域行政セミナー

 平成28年2月22日、本県議会の議員をはじめ、九州各県議会の議員、九州の財界人等を会員とする「九州の自立を考える会」(会長:藏内勇夫議員)の第10回広域行政セミナーが福岡市で開催され、井上忠敏議長が出席しました。

 はじめに、九州の自立を考える会の原口剣生副会長(自民党県議団会長)から、「地方創生については、スポーツ、また観光、そういったものをいかに戦略として考えていくかが、財政的にも、九州を一つにすることについても必要だと思います」との開会挨拶がありました。

 次いで、藏内会長から、「先ほどの定例総会では、九州国立博物館の三輪嘉六前館長の話を聞きました。九州国立博物館の構想は九州各県議会が一丸となって支援をすることで初めて国がゴーサインを出してくれたわけですが、九州が一つになることがいかに大事なことか、大きな力を発揮するかということを思い出しました」と挨拶がありました。

「九州の自立を考える会」第10回広域行政セミナー2
原口副会長挨拶 
「九州の自立を考える会」第10回広域行政セミナー3
藏内会長挨拶

 井上議長は、来賓挨拶の中で、「九州の自立を考える会が、今年、5周年という節目を迎えることについて、心よりお喜び申し上げます。福岡県議会としては、『九州の成長戦略に係る政策提言』の実現に向け、強い意思を持って取り組んでいます。政策提言には、スポーツ関連産業といったスポーツビジネスの振興が大きな柱として掲げられていますが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックが近づく中、昨年、イギリスで開催され、日本チームの大活躍で盛り上がったラグビーワールドカップなどを見ると、まさに先見の明がある政策提言であると思います」と述べました。

 また、小川洋知事からは「一昨年、九州の自立を考える会の皆様から九州の成長戦略に係るご提言をいただきました。この提言も踏まえ、中小企業の振興、農林水産業の経営力の強化、観光の振興、あるいはスポーツの振興等、各分野でいろいろな施策に取り組んできています」との挨拶がありました。

「九州の自立を考える会」第10回広域行政セミナー4
井上議長挨拶 
「九州の自立を考える会」第10回広域行政セミナー5
小川知事挨拶

 その後、スポーツマーケターの岡本佳文氏から「スポーツと地域振興」と題する講演があり、「今日は『スポーツと地域振興』というテーマですが、その中での大きなポイントの一つは、スポーツを本当にビジネスとして捉えることができるかということだと思います。スポーツはエンターテインメント。お客様にどう見せるか、その価値をどう感じてもらえるかです。スポーツは、高額なチケットでも完売できるコンテンツ、価値を生み出せる力を持っています。だからパブリック・リレーションズ(広報)を大事にし、ブランディングをして、とにかく人を集め、顧客満足度を高めること、そのためにはこれらを行える人材を育成することが重要です」との話がありました。

「九州の自立を考える会」第10回広域行政セミナー6
岡本スポーツマーケターによる講演
「九州の自立を考える会」第10回広域行政セミナー1
会場の様子