第９回海外福岡県人会世界大会

　中尾正幸議長は各会派代表者とともに、平成２８年１０月１２日から１９日までの日程で、第９回海外福岡県人会世界大会福岡県訪問団に参加しました。この世界大会は、世界各地にある福岡県人会の方々が一堂に会し、 平成４年から３年ごとに開催されているもので、今回はメキシコシティで開催されました。
また、この機会を捉えメキシコ・オリンピック委員会を訪問し、東京オリンピック・パラリンピックにむけたキャンプ地誘致活動を行いました。

　１３日は、在メキシコ日本国大使公邸を訪問し、山田彰特命全権大使から自動車産業を中心とする日本企業の進出状況・民間企業参入によるエネルギー改革の状況など近年のメキシコの情勢について説明を受け、意見交換を行いました。

　１４日は、メキシコ・オリンピック委員会を訪問し、オリンピック委員会、パラリンピック委員会、各種競技団体に対して、福岡のキャンプ地としての魅力をＰＲし、東京オリンピック・パラリンピックに向けたキャンプ地誘致活動を実施しました。 また、県人会世界大会開幕を前に、メキシコ福岡県人会役員との意見交換会が行われました。

　１５日は、世界１１か国・地域の１５県人会から約２００名が参加し、世界大会実行委員会の飯田利明委員長の開会宣言で第９回海外福岡県人会世界大会が幕を開けました。
　中尾議長は、「飯田委員長をはじめ、関係者へ敬意を表すとともに、県人会の皆様のご苦労や、移住先の発展に貢献され本県と移住先との架け橋として役割を果たされたことに心から敬意を表します。これからも福岡県議会として、世界各国と日本、そして福岡県の友好発展のために努力していきたい」と挨拶しました。

　開会に先立ち、日本からメキシコに移住し、メキシコで亡くなられた方が祀られている「先亡者慰霊碑」へ、参加者全員で献花を行いました。

　大会２日目の１６日には代表者会議が行われ、その後行われた晩餐会では、メキシコ福岡県人会の平田フランシスコ会長より、「将来の県人会を担う青少年の育成」、 「福岡県と海外県人会、海外県人会相互の幅広い交流推進」、「２０１９年の第１０回海外福岡県人会世界大会の福岡開催」を実施するとしたメキシコ宣言が読み上げられました。
　中尾議長は、「福岡県にルーツを持つ皆様が、世界で活躍していることを知り、大変心強く、誇りに思います。３年後の第１０回世界大会では、温かい気持ちでお迎えします。多くの皆様の参加を心よりお待ちしています」と挨拶しました。
　晩餐会の最後には、参加者全員で炭坑節総踊りが行われ、メキシコ福岡県人会の飯田美千子副会長による閉会挨拶で、２日間にわたる大会に幕が下ろされました。